和種薄荷(日本製ハッカ)の刈り取りに参加してきました!

昨日の最高気温は14℃と、一気に秋になった北海道は北見市です。昨日は寒くてストーブつけてしまいましたが、友人には早すぎ!と言われます。道民は寒さに強いです。私は寒さにも暑さにも弱く、自分をしっかり甘やかすので、すぐにエアコン、すぐにストーブです。

北海道の戸建てでは、屋外に500㍑入りの灯油タンク(実際は490㍑ほど)か200㍑タンクが常設されているんですが、真冬にはこれが一月、多いときでは半月でなくなることもあるくらい極寒になります。24時間暖房つけっぱなしが多いですからね。そうしないと水道管が凍ってえらいことになります。

マイナス20℃越えの気温、それを日常的にという状況を、このブログを読まれている方々のどれほどの方が体感したことがあるでしょうか。冬場はそれが"普通"になる最果ての地、北見です。人間ってすごいなと思う次第です。

さて、話が大きくそれてしまいましたが、先日またまた「にっころ」さんのご厚意で、貴重な和種薄荷の刈り取り体験をさせていただきましたので、その様子をご報告いたします。

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和種薄荷と北見

和種薄荷は「ニホンハッカ」とも呼ばれている、日本在来のシソ科ハッカ属の多年草です。岡山や和歌山で最初始まったこの「和種薄荷」の生産は、産地が山形に移り、そこから「屯田兵」としてここ北見の開墾にやってきた方々によってもたらされました。当時の北見は、水蒸気蒸留によってハッカ油を取り出し、再結晶させた薄荷脳の輸出で、当時、全世界の七割のシェアを奪うぐらいの一大生産地でした。

しかし安価な海外産ペパーミントや合成メントールに押され、商業的に生産される和種薄荷は一度途絶えてしまいました。せっかく「北見と言えば薄荷」というぐらい全国に知れ渡っているのに、北見の薄荷と思われているほとんどのものは、海外から輸入したペパーミントが使われいるのが現状です。

でも今回私が体験したのは紛れもない「和種薄荷」の刈り取り作業です^^今、本物志向の時代の流れのなか、和種薄荷を復活させようという動きが、ここ北見を中心に起こっています。その活動の一部を体験してきました。

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和種薄荷の刈り取り

薄荷の栽培、刈り取り、そして蒸留は、ほぼすべてが手作業です。生産を手伝われている地元の農家さんによると、「五〇年、いや、一〇〇年前と同じやりかた」だそうです。

和種薄荷は形状が複雑なため、機械では刈り取れなかったそうですが、機械化が進む前に衰退してしまったので、現在また大量生産に向けて、刈り取り機の開発も進められているそうです。

しかしまだ今の時点では、育てた薄荷を刈って、干して、蒸留する。そのすべての作業が手作業で、文字通り骨の折れる作業です。

薄荷を刈って束ねる

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鎌で一株ずつ根本から切ります。それを三株ほど集めておきます。

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集めた束を藁縄で縛ります。これは干す場所まで移動するための仮縛りなので、あとでほどきやすいように、藁縄をねじってはさめるのがコツです。

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どんどん束を作っていきます。

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作った束をトラクターで回収します。ここだけ唯一機械化されています。

刈った薄荷を干す

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集めた束の藁縄をはずして、干していきます。

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これもすべて手作業です。

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いったん休憩。この日は太陽が出るとかなり暑かったので、アイスを頂きました^^あと、飲んだ水がめちゃくちゃ美味い!それもそのはず、このとき飲んだ水は、すぐ隣で沸いている名水「仁頃湧水」でした。美味い。写真撮り忘れましたが。

干した薄荷を守る

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今日刈った分をすべて干したら、一番上に雨よけをかぶせます。昔は藁でやったそうです。

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おおよそ20日ほどで干しあがるそうです。そうしたらまた窯に詰めて蒸留して、薄荷油を取り出します。薄荷蒸留の様子は先日のブログをご参照ください。

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刈り取ったハッカの花はとてもきれいです。ラベンダーより薄い紫色でした。

作業を終えて

作業中からもう随分と腰が痛かったです。とにかく刈る作業も、縛って干す作業は単純ですが、とても大変です。次の日は、全身筋肉痛になりました。運動不足解消のために週一回ジムに通ってますが、それよりも断然ハードで、体への負荷が強烈でした。月並みですが、昔の人は大変だったんだなと体感した次第です。

薄荷を干す作業をやってみて、そして実際に干した薄荷をみてみて、ハーブティーより薄荷油の方がいろいろ使えそうだなっと思いました。というのも、ハーブティーにするには、刈った薄荷をまず洗って、それか干して、そして葉だけを選別しないといけないので、手間がかかり過ぎて、私が片手間にやるには現実的ではありません。ハッカ油と漢方のコラボのほうが使い方も広がるな、、などと考えている次第です。

せっかく有名な北見の薄荷。これからもっと活用していきたいとおもいました。