珍しく温める果物さくらんぼが初夏におすすめの理由

6月も後半になるとさくらんぼの収穫が最盛期を迎えます。ちょうど夏至の頃に旬を迎えるこの真っ赤なフルーツは、、薬膳的に見ると果物では珍しく体を温める力を持っています。

これから温かくなってくる時期なのに、なぜ温める食材が良い理由をお伝えしますね。

疲労回復やむくみの改善におすすめ

さくらんぼは、ビタミンC、クエン酸など、肌荒れや疲労回復に必要な栄養素をたっぷりと含んでいます。また、カリウムも多く含むので、日頃から塩分摂りすぎの方や便秘がちな方、むくみが気になる方にもぜひ食べて頂きたい食材です。
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さくらんぼの栄養

さくらんぼの真っ赤な色は、抗酸化作用に優れた「アントシアニン」という成分のせいですが、この抗酸化力が高いというのは、すごく乱暴な言い方をすると、アンチエイジング力が強いという意味です。

シミやそばかす、ニキビに肌荒れ、抜け毛に関節炎、冷え性、肩こり、白内障、脳疾患、糖尿病、高血圧、心疾患、動脈硬化、生活習慣などありとあらゆる病気に細胞の酸化が影響していると考えられています。

抗酸化作用が高いということはそういった病気にかかるリスクを低下させてくれるということです。

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薬膳から見た さくらんぼの力

果物では珍しい熱性で、体を温めてくれる食材です。

【性味】 熱性、甘味
【帰経】 脾、胃
【中医学的効能】 胃腸の消化吸収能力を高め、下痢を止め、顔色を良くする。

初夏は日々の気温差が激しく、暑いと思ったら急激に冷えたり、エアコンで冷えたり、また暑い日にうっかり冷たいものをたくさん食べたり飲んだりして、冷えのトラブルが増える時期です。

そんな時にこのさくらんぼです。体を温めてくれて、内側から元気にしてくれます。また雨がおおく、ジメジメしている季節で、胃腸にも水分が溜まりやすく、下痢や軟便も増える季節ですが、そういう症状にもさくらんぼはオススメです。

『本草綱目』という古典には、さくらんぼは無毒だけれど、食べ過ぎると体に熱がこもってのぼせることもあるとあります。熱ぽい感じのある喘息や肺炎などの方、のぼせがある方は控えてくださいね。

ただし、種には微量ですが毒素が含まれています。割って中を食べる人はいないと思いますが、お子さんには種をちゃんと出すことを教えて上げてくださいね。

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さくらんぼは、冷え性さんには特におすすめで、適量食べると胃腸を元気にしてくれます。もちろん食べすぎると、さくらんぼの皮は消化しにくいので、お腹が痛くなります。あと熱性の便秘が有る方も便秘が悪化しますので、ご注意を。

旬が短いさくらんぼ、美味しい時期にぜひ食べてくださいね。