花粉症と衛気（えき）

こんにちは。

ミドリ薬品漢方堂

店長の阿部です。

 

毎年、花粉症でお悩みの方は多いですよね。

中医学で衛気（えき）とは、体表や、皮膚、鼻、口の粘膜を外敵刺激から体を守るバリア機能のことを言います。

衛気があれば体表にバリアを張り巡らせて、花粉の侵入を防ぐことができます。

衛気が不足している症状は、疲れやすい、やる気がでない、息切れしやすい、冷房に弱い、風邪を引きやすい、汗をかきやすい、鼻水が出やすい、肌のバリア機能が弱いなど。。

 

衛気は呼吸と飲食によって作られるので、胃腸が弱っている方は、外敵から身を守る衛気が不足しがちになります。

対策としては、生もの、体温より冷たい物、油っこいもの、甘い物、味の濃いものなどが胃腸を弱らせるので、控えめにすることが大切になります。

 

＜衛気の力で身体を守る漢方薬＞

 

 

～衛気を強くするおすすめの食材～

もち米、長芋、かつお、鶏肉、豚肉、卵など

しいたけ、えのき、しめじなどのきのこ類

にんじん、ピーマン、かぼちゃなどの緑黄色野菜

しょうが、玉ねぎ、ねぎ、みょうがなどの辛味野菜

オレンジ、みかん、りんご、いちごなどの果物

 

タバコの吸い過ぎ、過労、徹夜、運動不足なども衛気が不足してしまいます。

時間がある時は少しでも早く寝る、適度な運動、気温に合わせて衣服を調整することも大切になりますよ。

皮膚や粘膜を強化して花粉症に強い身体づくりをしていきましょう。