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秋の味覚③
こんにちは。
ミドリ薬品漢方堂
国際中医専門員の
阿部です。
秋の味覚 「さつまいも」
さつまいもは、温めも冷やしもしない “ 平性 ”
エネルギーを補い、食欲不振や胃もたれを解消します。
胃腸を元気にする食材です。
食物繊維やカリウムも含まれているので便秘にも。
ビタミンとミネラルが豊富で、ビタミンCはイモ類の中で一番になります。
風邪予防にもピッタリですね。
ストレスが溜まりがちでお腹がよく張っているような方は控えめにするといいですよ。
きのこも美味しい季節ですね。
「なめこ」は、温めも冷やしもしない “ 平性 ”
エネルギーを補い、痰を取り、腎を補います。
疲れやすく、汗をかきやすい、元気不足の方におすすめです。
「まいたけ」 は “ 温性 ” であたためます。
エネルギーを補い、五臓(肝、心、脾、肺、腎)の機能を高めます。免疫力を高めるβ-グルカンも豊富に含まれているので、抵抗力を高めたり、花粉症対策にも。血糖値が気になる方にもおすすめで、食物繊維も豊富なので便秘にもいいですよ。
「しめじ 」 は、熱を冷ます “ 涼性 ”
体力や気力、血を補います。潤いが不足しておこるコロコロ便にもおすすめです。
まいたけと同じ、β-グルカンも含まれているので、免疫力アップにも繋がります。
中医学では、“ 肺は潤いを好み乾燥を嫌う ” と考えるので、発汗はなるべく控えめにして、加湿器などを使用して潤してくださいね。
寒い冷気を吸い込むので、肺に負担がかかりやすい時期にもなります。
◇おすすめ食材
ゆり根、長芋、なし、りんご、白ごま、松の実、白きくらげ、豚肉、豆腐、豆乳、れんこん、大根、はちみつ、柿、銀杏、アーモンド、小松菜、枸杞の実、卵、にんじん、ほうれん草、栗、ネギ、イモ類、きのこ類、ほたて、いか、牡蠣など。
身体を守る衛気(バリアエネルギー)はおもに食べ物から脾胃(胃腸)で作られます。
胃腸に負担をかける油っこい食事や味の濃い物、生もの、冷たいもの、過剰な水分は脾胃を弱らせ、外敵から守る力が弱くなり、風邪にもかかりやすくなります。
気の働きが悪くなることで、気分も落ち込みやすくなるので胃腸を整えることも大切です。
気温差や外界の変化に影響を受けやすい方は、日頃から、睡眠や食事を整えておくことが大切になります。
休息もとりながら、深呼吸もして、引き続き巡りもよくしてくださいね。