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鶏がゆ

こんにちは。

ミドリ薬品漢方堂

国際中医専門員の阿部です。

 

 

12月7日から冬の節気、大雪を迎えました。

本格的に雪が降りだし寒くなる時期ですね。

北海道は、今週には-10℃ぐらいまで下がりそうですよ。

寒くなってきたので、鶏もも肉を使った “鶏がゆ” を作りました。

 

鶏肉    働くとこ: 脾・胃  

胃腸の働きを高め、お腹を温めて血と気を補います。

虚弱体質、体力のない方におすすめです。

 

干し椎茸(冬菇) 働くとこ: 肝・腎・胃

エネルギーを補い、肝と腎を養います。

 

山芋    働くとこ: 肺・脾・腎     

中医学では、滋養強壮剤として使われているほどのエネルギー補給剤。

生薬名は、山薬(さんやく)といいます。

胃腸を丈夫にし、気力を補います。

下痢を止める、咳を鎮める効果もありますよ。

 

卵    働くとこ: 心・肺・脾・肝・腎

五臓(肝・心・脾・肺・腎)を強化し、血と潤いを補います。

気持ちが不安定な時にもおすすめです。

 

ネギ    働くとこ: 肺・胃

白い部分は、葱白(そうはく)といって生薬にも使われています。

胃腸を元気にし、気を巡らせ、冷えや寒さを散らす働きがあります。

※鶏肉と合わせる時は、加熱するのがおすすめ

お客様に長芋を沢山いただいたので、すった長芋を鶏がゆに入れて、朝ご飯にいただきました^^

ありがとうございます。

朝に食欲がない方も沢山いらっしゃいますが、無理に食べなくても大丈夫です。

お粥にしたり、お味噌汁やスープなど薄味で優しい食事を心掛けてみてください。

あとは、しっかり睡眠をとることが大切ですね。

 

冬は、冷やさないことが大切ですが、乾燥にも気をつけたい時期でもありますので、唐辛子、生姜などの辛味が強いものは、発汗を促して潤いを奪われてしまうため、摂り過ぎないようにしましょう。

長芋は生で食べると潤し、加熱すると気を補うので、乾燥ぎみな方は生、元気不足の方は加熱して食べるのがおすすめです。