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花粉症
こんにちは。
ミドリ薬品漢方堂
国際中医専門員の阿部です。
毎年、花粉症でお悩みの方は多いですよね。
今年は、スギ花粉が近年にはない大量飛散と予測されています。
中医学では前の季節の過ごし方が次の季節に影響を与えると考えるので、今から対策しておくことが大切になります。
体に影響する外用的要因には、ウイルスや細菌、花粉、ホコリ、科学物質などさまざまです。
中医学ではこれらを「邪気(じゃき)」と呼び、体内に侵入させないようにして病気を予防します。
そのために大切なのが「衛気(えき)」の働きになります。
中医学で衛気とは、体表や、皮膚、鼻、口の粘膜を外敵刺激から体を守るバリア機能のことを言います。
衛気があれば体表にバリアを張り巡らせて、花粉の侵入を防ぐことができます。
衛気が不足している症状は、疲れやすい、やる気がでない、息切れしやすい、声に力がなく細い、冷たい風に当たるとすぐに体調を崩す、冷房に弱い、風邪を引きやすい、汗をかきやすい、鼻水が出やすい、肌のバリア機能が弱いなど。。
上記の症状が多い方は、外敵から身を守る衛気が不足している可能性があります。
<衛気を守る漢方薬>
衛気は、呼吸と飲食によって作られるので、生もの、冷たい物、油っこいもの、甘い物、乳製品、お酒などを控えめにすることが大切になります。
タバコの吸い過ぎ、過労、徹夜、運動不足なども影響しますので、時間がある時は少しでも早く寝る、適度な運動、気温に合わせて衣服を調整することも大切になりますよ。
食事は、野菜沢山のお味噌汁、ポトフ、水炊きや湯豆腐など、温かい食事で基本薄味がおすすめです。
是非、花粉症に強い身体づくりを、今から対策していきましょう。