気滞(気の流れが滞る)

こんにちは。店長の阿部です。
新しい環境での生活がはじまったり、環境の変化にストレスを感じている方も多いと思います。

本日は気滞のおはなし。

ストレスを受けると、体の気(エネルギー)の巡りが悪くなり、「肝(かん)」(肝臓)の血液不足、血液の巡りが悪くなり、全身に栄養がうまく行き渡らなくなります。このような状態を気滞といいます。

症状は、不安やゆううつ感、イライラ、怒りっぽい、ガスやゲップが多い、脇腹のはり、生理前の胸のはり、月経不順、のどのつまり、不眠など。

ストレスが溜まりすぎると、肝(肝臓)の機能が亢進しすぎて、脾(胃腸)に異常な負担を与え、嘔吐、下痢と便秘を繰り返すなどの症状が現れます。

主な原因は、ストレスをうまく発散できていない状態が続くことです。

□ 中医学でいう体の気(エネルギー)とは

臓腑の働きを調整したりする作用、血液などの運行、体を温める作用、外からの邪気から守る作用、血管から血液が漏れ出ないようにする作用、食べ物から気や血を作る作用などがあります。

気は、ストレスや疲労で消耗しやすく、食べ物などで補充されます。

こういった気が不足することを、気虚(機能の低下)といいます。

気虚の症状は、食欲不振、胃もたれ、風邪をひきやすい、下痢や軟便、何もしていないのに汗をかく、息切れ、疲れやだるさが出やすくなったり、冷え性、内出血、不正出血などが起きやすくなります。

気虚は胃腸の消化機能が低いことが特徴です。

正常な状態だと、食べたり飲んだりしたものが正しく消化吸収されると体の中で気が作られます。

ですが気虚タイプはその機能が低下している為、気を作り出すことができません。気を補うものは、胃腸の機能も整えるものが多いです。

□ 気虚のおすすめ食材は

米、もち米、鶏肉、豚肉、うなぎ、ながいも、じゃがいも、さつまいも、かぼちゃ、豆類、ねぎ、にんにく、玉ねぎ、にら、くるみ、しょうがなど。

胃腸が弱っている時は気を補う食材が負担になることもあります。

胃の負担を感じる時は、柔らかく炊いたごはんや、おかゆにしてみてください。

□ おススメの漢方薬は?

人参湯、補中丸、十全大補湯、健胃顆粒、六君子湯など。

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□ 気の消耗を防ぐポイントは

・熱いお風呂、長風呂は気を消耗します。ぬるま湯で短めに入りましょう。

・疲れている時は消化にエネルギーが必要なお肉類などは控えて、消化に優しいものをよく噛んで食べる。

・しっかり朝食を食べてエネルギーを補う。

・激しい運動はさけてストレッチなどがおすすめ(ヨガやウオーキングなど)

・基本冷え性の人が多いので、温かいものをとりましょう。

(温性の食材は羊肉、エビ、にら、たまねぎ、にんにく、生姜、シナモンなど)

□ 気の巡り(気滞)におすすめの食材は

いか、タコ、レバー、あさり、しじみ、春菊、ミント、セロリ、三つ葉、大葉、ミカンなど柑橘類、梅干し、らっきょう、ジャスミン茶、菊花茶など。気を補う食材を中心に、気の巡りをよくする食材を合わせると、胃腸の吸収がよくなるので、合わせて使うことをおススメします。

おススメの漢方薬は、逍遥顆粒、加味逍遥散、開気丸、柴胡加竜骨牡蛎湯、桂皮加竜骨牡蛎湯、半夏厚朴湯、シベリア人参など。

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肺は、深呼吸することによって、肝(肝臓)のイライラで上にのぼった気を下げてくれる作用があります。

イライラした時は深呼吸でリラックスしてみてください。気分がいい時は、天気のいい日にお日様を浴びながら散歩するだけでも十分な運動になりますよ。

□ 改善点は

・どんなに忙しくてもリラックスする時間を少しでも作る。

・好きなことをしてストレスを発散させましょう。

・熱を持つような食材を控える(辛い物、油っこい物、味の濃いもの、お酒、甘い物など)

・のぼせやほてりがある場合は、大根、海藻類、昆布など涼性の食べ物をとる。

・気の巡りをよくする為に深呼吸をする。

・目を使いすぎたら休憩(目からも血液がどんどん消耗します)

・睡眠をしっかりとる(遅くまで起きていると潤いや血液が消耗します)

・生もの冷たいものを控えましょう。

・消化吸収しやすい物をよく噛んで、胃腸の機能を高めましょう。

好きな香りを近くに置くだけでもリラックスになります。

休息が一番大事なので、疲れているなと感じた時は一休みする習慣を作ってみてください。

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店内には観葉植物とお花がすくすくと育っています。

胡蝶蘭がきれいに咲いてきました。